理学療法領域における運動負荷試験と応用に関する課題

運動障害を有する人や高齢者が医療機関以外の施設や在宅で理学療法を受ける機会が多くなっている。本論では,理学療法における心肺機能評価の面から機械的負荷法および非機械的負荷法に関する知見を整理した。一般的に実施されている非機械的負荷法に関する文献を渉猟してその応用について検討した。結果として,非機械的負荷法の一つである起立動作を利用した運動負荷方法が今後の応用に関して有用になると考えられた。課題として起立動作の応用には物理的仕事量の調整と対象者に対する至適負荷量を明確にする必要がある。...

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Published in理学療法科学 Vol. 24; no. 3; pp. 479 - 486
Main Authors 秋山, 純和, 上村, さと美
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2009
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.24.479

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Summary:運動障害を有する人や高齢者が医療機関以外の施設や在宅で理学療法を受ける機会が多くなっている。本論では,理学療法における心肺機能評価の面から機械的負荷法および非機械的負荷法に関する知見を整理した。一般的に実施されている非機械的負荷法に関する文献を渉猟してその応用について検討した。結果として,非機械的負荷法の一つである起立動作を利用した運動負荷方法が今後の応用に関して有用になると考えられた。課題として起立動作の応用には物理的仕事量の調整と対象者に対する至適負荷量を明確にする必要がある。
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.24.479