地域在住要支援高齢者におけるサルコペニア発生と骨格筋量とその関連要因について
〔目的〕地域在住要支援高齢者のサルコペニア発生と骨格筋量とその関連要因について検討した.〔対象〕57名(女性41名,男性16名)を対象とした.〔方法〕サルコペニアの判断アルゴリズムはEWGSOPの基準を採用した.測定項目は身体組成,栄養状態(MNA-SF),運動機能評価,Life space assessment(LSA)を計測した.〔結果〕サルコペニアと判断されたのは女性41名中2名(4.8%),男性16名中1名(6.2%)であった.骨格筋指数を従属変数とした重回帰分析では,BMI,LSA,握力,膝伸展筋力が抽出された.〔結語〕MNA-SFとBMIが低値な場合はサルコペニアの可能性が高い.B...
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Published in | 理学療法科学 Vol. 30; no. 5; pp. 793 - 796 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
理学療法科学学会
2015
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Subjects | |
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ISSN | 1341-1667 2434-2807 |
DOI | 10.1589/rika.30.793 |
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Summary: | 〔目的〕地域在住要支援高齢者のサルコペニア発生と骨格筋量とその関連要因について検討した.〔対象〕57名(女性41名,男性16名)を対象とした.〔方法〕サルコペニアの判断アルゴリズムはEWGSOPの基準を採用した.測定項目は身体組成,栄養状態(MNA-SF),運動機能評価,Life space assessment(LSA)を計測した.〔結果〕サルコペニアと判断されたのは女性41名中2名(4.8%),男性16名中1名(6.2%)であった.骨格筋指数を従属変数とした重回帰分析では,BMI,LSA,握力,膝伸展筋力が抽出された.〔結語〕MNA-SFとBMIが低値な場合はサルコペニアの可能性が高い.BMIの改善は骨格筋量の低下を防止する可能性が示唆された. |
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ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.30.793 |