視覚情報の位置が健常成人の立位制御に及ぼす影響
〔目的〕視覚情報の位置が健常成人の立位制御に及ぼす影響を検討した.〔対象〕21名の健常成人(平均24.0±2.5歳)とした.〔方法〕重心動揺計の上でステップ位を取り,正面の固視点を注視した.測定条件は,視覚情報となる円柱の設置位置により正面(0°条件),20°横(20°条件),40°横(40°条件),60°横(60°条件),円柱(統制条件)の5つとした.〔結果〕単位軌跡長,外周面積ともに,0°条件と20°条件が40°条件,60°条件および統制条件よりも有意に低値であった.〔結語〕見た目上のズレが生じやすい中心視に近い位置に視覚情報が存在した場合に立位制御に貢献することを示唆する....
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| Published in | 理学療法科学 Vol. 31; no. 1; pp. 127 - 130 |
|---|---|
| Main Authors | , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
理学療法科学学会
2016
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| Subjects | |
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| ISSN | 1341-1667 2434-2807 |
| DOI | 10.1589/rika.31.127 |
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| Summary: | 〔目的〕視覚情報の位置が健常成人の立位制御に及ぼす影響を検討した.〔対象〕21名の健常成人(平均24.0±2.5歳)とした.〔方法〕重心動揺計の上でステップ位を取り,正面の固視点を注視した.測定条件は,視覚情報となる円柱の設置位置により正面(0°条件),20°横(20°条件),40°横(40°条件),60°横(60°条件),円柱(統制条件)の5つとした.〔結果〕単位軌跡長,外周面積ともに,0°条件と20°条件が40°条件,60°条件および統制条件よりも有意に低値であった.〔結語〕見た目上のズレが生じやすい中心視に近い位置に視覚情報が存在した場合に立位制御に貢献することを示唆する. |
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| ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
| DOI: | 10.1589/rika.31.127 |