Spinal Mouseを使用した腹臥位での脊柱彎曲角度測定の信頼性と最小可検変化量

〔目的〕腹臥位の脊柱彎曲角度について,測定日内および測定日間の検査者内信頼性と最小可検変化量を明らかにすることとした.〔対象〕健常成人男性20名とした.〔方法〕測定日の1日目と2日目に各2回ずつ測定を実施し測定日内と測定日間でのICC,SEM,MCD95により検者内信頼性を検討した.〔結果〕測定日内のICCは0.85~0.95であった.測定日間のICCは0.77~0.91であった.測定日間で胸椎後彎角7.5°,腰椎前彎角4.0°,仙骨傾斜角4.8°より大きな変化は真の変化であると示唆された.〔結語〕腹臥位での脊柱彎曲角度測定は,信頼性の高い測定が可能であると示唆された....

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Published in理学療法科学 Vol. 28; no. 6; pp. 761 - 765
Main Authors 大坂, 裕, 渡邉, 進, 小原, 謙一, 末廣, 忠延, 藤田, 大介, 水谷, 雅年
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2013
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.28.761

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Summary:〔目的〕腹臥位の脊柱彎曲角度について,測定日内および測定日間の検査者内信頼性と最小可検変化量を明らかにすることとした.〔対象〕健常成人男性20名とした.〔方法〕測定日の1日目と2日目に各2回ずつ測定を実施し測定日内と測定日間でのICC,SEM,MCD95により検者内信頼性を検討した.〔結果〕測定日内のICCは0.85~0.95であった.測定日間のICCは0.77~0.91であった.測定日間で胸椎後彎角7.5°,腰椎前彎角4.0°,仙骨傾斜角4.8°より大きな変化は真の変化であると示唆された.〔結語〕腹臥位での脊柱彎曲角度測定は,信頼性の高い測定が可能であると示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.28.761