高齢者の生活に役立つイノベーションを創出するための産業界との連携について

本稿では,高齢者の生活に役立つサービスや製品を創ろうとする民間企業に対して専門職の立場でどのように関わっていけばよいかについて,これまでの取り組みを紹介すると共に,留意点や今後の展望について解説した。サービスとしては,金融界との取り組みと協働した経験について紹介し,業界としての課題や専門職として果たすことができる役割について解説した。製品としては,介護施設にロボットを導入する取り組みについて紹介し,その課題と今後の展望,施設や専門職として関わる時の留意点について解説した。高齢化社会の先頭を走る日本において,イノベーションを創出することは重要であり積極的に産業界と連携することを提案したい。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in高齢者のケアと行動科学 Vol. 25; pp. 25 - 34
Main Authors 樋山, 雅美, 成本, 迅, 大庭, 輝
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本老年行動科学会 2020
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN1880-3474
2434-0553
DOI10.24777/jsbse.25.0_25

Cover

More Information
Summary:本稿では,高齢者の生活に役立つサービスや製品を創ろうとする民間企業に対して専門職の立場でどのように関わっていけばよいかについて,これまでの取り組みを紹介すると共に,留意点や今後の展望について解説した。サービスとしては,金融界との取り組みと協働した経験について紹介し,業界としての課題や専門職として果たすことができる役割について解説した。製品としては,介護施設にロボットを導入する取り組みについて紹介し,その課題と今後の展望,施設や専門職として関わる時の留意点について解説した。高齢化社会の先頭を走る日本において,イノベーションを創出することは重要であり積極的に産業界と連携することを提案したい。
ISSN:1880-3474
2434-0553
DOI:10.24777/jsbse.25.0_25