要支援・軽度要介護高齢者を対象とした主観的運動強度による運動負荷強度設定方法の考案

〔目的〕主観的運動強度(RPE),重錘バンドを用いて低負荷かつ簡便的な膝関節伸展動作の運動負荷強度設定方法の考案を行う.〔対象〕要介護度3未満の高齢者16名を対象とした.〔方法〕1RMを100%とし,25,50,75,100%の負荷質量を与え,RPEの再現性と負荷質量との関係性を検証した.また,簡便的な運動負荷強度設定方法の信頼性と妥当性の検証を行った.〔結果〕再現性は重み付きk係数=0.72~0.92という結果が得られた.また,RPEと負荷質量との関係性はSpearmanの順位相関係数にてr=0.93であった.そして,考案した運動負荷強度設定方法の信頼性と妥当性が得られた.〔結語〕本研究で考...

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Published in理学療法科学 Vol. 30; no. 2; pp. 187 - 192
Main Authors 櫻井, 宏明, 金田, 嘉清, 荒井, 友章, 杉浦, 令人
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2015
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.30.187

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Summary:〔目的〕主観的運動強度(RPE),重錘バンドを用いて低負荷かつ簡便的な膝関節伸展動作の運動負荷強度設定方法の考案を行う.〔対象〕要介護度3未満の高齢者16名を対象とした.〔方法〕1RMを100%とし,25,50,75,100%の負荷質量を与え,RPEの再現性と負荷質量との関係性を検証した.また,簡便的な運動負荷強度設定方法の信頼性と妥当性の検証を行った.〔結果〕再現性は重み付きk係数=0.72~0.92という結果が得られた.また,RPEと負荷質量との関係性はSpearmanの順位相関係数にてr=0.93であった.そして,考案した運動負荷強度設定方法の信頼性と妥当性が得られた.〔結語〕本研究で考案した方法が簡便的に高齢者に適した負荷を算出する方法であることが示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.30.187