超音波画像診断装置を用いた体幹中間位および50%回旋位における外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋の筋厚測定信頼性

〔目的〕超音波画像診断装置を用いて,体幹中間位および50%回旋位における外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋の等尺性筋収縮時の筋厚を測定し,信頼性を検討した.〔対象〕健常成人男性21名とした.〔方法〕体幹中間位および50%回旋位にて安静状態,腹圧を高めた状態,抵抗を掛け左右へ等尺性の回旋運動を行った状態の3条件それぞれで筋厚を3回測定し,信頼性係数を算出した.信頼性係数が0.70未満の項目がみられた場合は,高い信頼性が保証できる測定回数を探索した.〔結果〕外腹斜筋,内腹斜筋はすべての条件で信頼性係数が0.70以上であった.腹横筋にて最小で0.46を示した.目標値を0.70とし,必要な測定回数は2.7回で...

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Published in理学療法科学 Vol. 28; no. 5; pp. 685 - 688
Main Authors 阿部, 洋太, 菅谷, 知明, 坂本, 雅昭
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2013
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.28.685

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Summary:〔目的〕超音波画像診断装置を用いて,体幹中間位および50%回旋位における外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋の等尺性筋収縮時の筋厚を測定し,信頼性を検討した.〔対象〕健常成人男性21名とした.〔方法〕体幹中間位および50%回旋位にて安静状態,腹圧を高めた状態,抵抗を掛け左右へ等尺性の回旋運動を行った状態の3条件それぞれで筋厚を3回測定し,信頼性係数を算出した.信頼性係数が0.70未満の項目がみられた場合は,高い信頼性が保証できる測定回数を探索した.〔結果〕外腹斜筋,内腹斜筋はすべての条件で信頼性係数が0.70以上であった.腹横筋にて最小で0.46を示した.目標値を0.70とし,必要な測定回数は2.7回であった.〔結語〕3回の測定を行いその平均値を用いることで,高い信頼性が得られることが示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.28.685