都市部在住脳卒中片麻痺者の生活空間を判別する要因
〔目的〕都市部在住脳卒中片麻痺者の生活空間の広狭を判別する要因を明らかにすることである.〔対象と方法〕発症後180日以上経過し,外来に通院している脳卒中片麻痺者115名とした.Life-space Assessmentによる最大自立範囲が16 km圏内以上の者を広範囲活動群,800 m圏内以下の者を狭範囲活動群とし,これらの群に対し身体評価を独立変数としたロジスティック回帰分析を行った.また,判別因子についてカットオフ値を算出した.〔結果〕判別因子は増加法において6分間歩行が,減少法において10 m歩行時間が選択された.カットオフ値はそれぞれ213.5 m,13.9秒となった.〔結論〕生活空間...
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| Published in | 理学療法科学 Vol. 31; no. 5; pp. 771 - 774 |
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| Main Authors | , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
理学療法科学学会
2016
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 1341-1667 2434-2807 |
| DOI | 10.1589/rika.31.771 |
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| Summary: | 〔目的〕都市部在住脳卒中片麻痺者の生活空間の広狭を判別する要因を明らかにすることである.〔対象と方法〕発症後180日以上経過し,外来に通院している脳卒中片麻痺者115名とした.Life-space Assessmentによる最大自立範囲が16 km圏内以上の者を広範囲活動群,800 m圏内以下の者を狭範囲活動群とし,これらの群に対し身体評価を独立変数としたロジスティック回帰分析を行った.また,判別因子についてカットオフ値を算出した.〔結果〕判別因子は増加法において6分間歩行が,減少法において10 m歩行時間が選択された.カットオフ値はそれぞれ213.5 m,13.9秒となった.〔結論〕生活空間の広狭は,歩行評価から判別可能である. |
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| ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
| DOI: | 10.1589/rika.31.771 |