通所リハビリテーション利用者におけるサルコペニアの有病率とその特徴

〔目的〕通所リハビリテーション利用者のサルコペニアの有病率と特徴を明らかにすること.〔対象と方法〕当施設を利用している93名(男性49名,女性44名)を対象とした.握力,歩行速度,骨格筋指数を測定し,AWGSの診断アルゴリズムを参考に有病率を算出した.〔結果〕サルコペニアは93名中48名に該当し,有病率は全体51.6%,男性44.9%,女性59.0%であった.また,握力と歩行速度に低下がなく標準骨格筋指数の対象者は,男性9名,女性2名であった.〔結語〕通所リハビリテーションを利用している要支援・要介護高齢者のサルコペニアの有病率は,全体で51.6%と非常に高いことが明らかとなった.当施設におい...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in理学療法科学 Vol. 34; no. 1; pp. 111 - 114
Main Authors 丸山, 仁司, 屋嘉比, 章紘, 久保, 晃, 柴, 隆広, 石坂, 正大, 小野田, 公, 沢谷, 洋平, 佐藤, 珠江, 貞清, 香織
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2019
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.34.111

Cover

More Information
Summary:〔目的〕通所リハビリテーション利用者のサルコペニアの有病率と特徴を明らかにすること.〔対象と方法〕当施設を利用している93名(男性49名,女性44名)を対象とした.握力,歩行速度,骨格筋指数を測定し,AWGSの診断アルゴリズムを参考に有病率を算出した.〔結果〕サルコペニアは93名中48名に該当し,有病率は全体51.6%,男性44.9%,女性59.0%であった.また,握力と歩行速度に低下がなく標準骨格筋指数の対象者は,男性9名,女性2名であった.〔結語〕通所リハビリテーションを利用している要支援・要介護高齢者のサルコペニアの有病率は,全体で51.6%と非常に高いことが明らかとなった.当施設においては女性の有病率が高く,女性のほとんどが,握力,歩行速度,骨格筋指数のいずれかが低下していた.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.34.111