地域在住者のプレフレイル関連要因について

[目的]本研究の目的は地域在住者を対象にプレフレイル該当者の生活習慣,就労,運動,認知機能などから関連要因を明らかにすることである.[対象と方法]対象はフレイル該当者を除く地域在住60歳以上の男女201名,平均年齢73.1 ± 6.5歳であった.測定および質問紙を用いてプレフレイルを判定し,健常群と2群比較を行った.測定および質問紙にて生活状況,生活習慣,就労,運動機能,認知機能を調査した.[結果]プレフレイル群は就労している者が有意に多く,年齢性を調整しても就労していることはプレフレイルの独立関連因子(オッズ比2.3)であった.[結語]就労していることはプレフレイルと関連することが示唆された...

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Published in理学療法科学 Vol. 35; no. 4; pp. 551 - 556
Main Authors 武田, 雅俊, 肥田, 光正, 樋口, 由美, 生水, 智子, 田崎, 史江, 中尾, 英俊, 中村, 美砂, 今岡, 真和
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2020
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.35.551

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Summary:[目的]本研究の目的は地域在住者を対象にプレフレイル該当者の生活習慣,就労,運動,認知機能などから関連要因を明らかにすることである.[対象と方法]対象はフレイル該当者を除く地域在住60歳以上の男女201名,平均年齢73.1 ± 6.5歳であった.測定および質問紙を用いてプレフレイルを判定し,健常群と2群比較を行った.測定および質問紙にて生活状況,生活習慣,就労,運動機能,認知機能を調査した.[結果]プレフレイル群は就労している者が有意に多く,年齢性を調整しても就労していることはプレフレイルの独立関連因子(オッズ比2.3)であった.[結語]就労していることはプレフレイルと関連することが示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.35.551