糖尿病患者の身体活動量評価としてのIPAQ日本語版における妥当性の検討

〔目的〕身体活動量の低下が予測される糖尿病患者の身体活動量評価への活用を目的に,国際標準化身体活動質問表(以下IPAQ)の妥当性を検討した.〔対象〕2型糖尿病患者16人(男性9人,女性7人)を対象とした.〔方法〕スズケン社製生活習慣記録機ライフコーダGS/Meで算出した1週間の運動消費エネルギーとIAPQ日本語版の Short Versionから算出される1週間の運動消費エネルギーとの対応あるt検定およびPearsonの相関分析を行った.〔結果〕対応あるt検定の結果,両者の間で有意な差を認めなかった.また両変数間の相関係数はr=0.69であった.〔結語〕糖尿病患者においてIPAQから算出した身...

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Published in理学療法科学 Vol. 28; no. 1; pp. 101 - 104
Main Authors 浅川, 育世, 水上, 昌文, 瀧原, 純, 村野, 勇
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2013
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.28.101

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Summary:〔目的〕身体活動量の低下が予測される糖尿病患者の身体活動量評価への活用を目的に,国際標準化身体活動質問表(以下IPAQ)の妥当性を検討した.〔対象〕2型糖尿病患者16人(男性9人,女性7人)を対象とした.〔方法〕スズケン社製生活習慣記録機ライフコーダGS/Meで算出した1週間の運動消費エネルギーとIAPQ日本語版の Short Versionから算出される1週間の運動消費エネルギーとの対応あるt検定およびPearsonの相関分析を行った.〔結果〕対応あるt検定の結果,両者の間で有意な差を認めなかった.また両変数間の相関係数はr=0.69であった.〔結語〕糖尿病患者においてIPAQから算出した身体活動量はライフコーダで算出した身体活動量との間に妥当性を確認できた.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.28.101