2種類の軟部組織硬度計における再現性,信頼性の検討

2種類のアラーム無し(N1)とアラーム付き(NA1)の軟部組織硬度計を使用し,それぞれ異なる21人,22人の複数検査者(理学療法士および作業療法士)により,ポリウレタン素材のサンプル硬度を7回反復測定し,同一検査者内再現性と複数検査者間信頼性について検討した。結果N1,NA1の変動係数は,それぞれ2.9±1.3%,1.5±0.4%であり,級内相関係数(Intraclass correlation coefficients;以下ICC)はN1でICC(2・1)(2・7)=0.56,0.9,NA1ではICC(2・1)(2・7)=0.42,0.83であり,高い再現性と信頼性を示し,STSMは軟部組織...

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Published in理学療法科学 Vol. 23; no. 2; pp. 297 - 300
Main Authors 小駒, 喜郎, 塩田, 琴美, 小沼, 亮, 烏野, 大, 藤原, 孝之, 高梨, 晃, 阿部, 康次
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2008
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.23.297

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Summary:2種類のアラーム無し(N1)とアラーム付き(NA1)の軟部組織硬度計を使用し,それぞれ異なる21人,22人の複数検査者(理学療法士および作業療法士)により,ポリウレタン素材のサンプル硬度を7回反復測定し,同一検査者内再現性と複数検査者間信頼性について検討した。結果N1,NA1の変動係数は,それぞれ2.9±1.3%,1.5±0.4%であり,級内相関係数(Intraclass correlation coefficients;以下ICC)はN1でICC(2・1)(2・7)=0.56,0.9,NA1ではICC(2・1)(2・7)=0.42,0.83であり,高い再現性と信頼性を示し,STSMは軟部組織硬度の定量的評価に有用である可能性が示された。
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.23.297