静的姿勢保持における足圧中心動揺パラメーターの相互関係

[目的]静的姿勢保持は足圧中心動揺によって評価される。しかし足圧中心動揺パラメーター(パラメーター)には多くの種類があり解釈を複雑にするため,結果の解釈を簡略化するために静的姿勢保持5条件におけるパラメーターの相互関係を検討した。[対象]対象は健常成人24名とした。[方法]静的姿勢保持5条件(開脚立位,閉眼立位,閉脚立位,Mann肢位,片脚立位)における足圧中心動揺を10 s計測した。[結果]因子分析によりパラメーター間の共通因子を検討した結果,いずれの静的姿勢保持においても1因子しか抽出されなかった。[結語]静的姿勢保持の評価は,今回用いたパラメーターのうち,いずれか1つで代表できると考えら...

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Published in理学療法科学 Vol. 23; no. 6; pp. 717 - 720
Main Authors 対馬, 栄輝, 水澤, 一樹
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2008
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.23.717

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Summary:[目的]静的姿勢保持は足圧中心動揺によって評価される。しかし足圧中心動揺パラメーター(パラメーター)には多くの種類があり解釈を複雑にするため,結果の解釈を簡略化するために静的姿勢保持5条件におけるパラメーターの相互関係を検討した。[対象]対象は健常成人24名とした。[方法]静的姿勢保持5条件(開脚立位,閉眼立位,閉脚立位,Mann肢位,片脚立位)における足圧中心動揺を10 s計測した。[結果]因子分析によりパラメーター間の共通因子を検討した結果,いずれの静的姿勢保持においても1因子しか抽出されなかった。[結語]静的姿勢保持の評価は,今回用いたパラメーターのうち,いずれか1つで代表できると考えられた。静的姿勢保持を反映するパラメーターの検討が今後の課題である。
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.23.717