広範囲侵害抑制調節が立位体前屈に与える効果の持続時間

〔目的〕本研究の目的は,健常人を対象とし広範囲侵害抑制調節(以下DNIC)が立位体前屈の指床間距離に及ぼす効果の持続時間について検討することである。〔対象〕対象は健常者33名(男性15名,女性18名),平均年齢21.1歳であった。〔方法〕方法は1回目に立位体前屈の指床間距離を測定,次にDNICによる介入を実施し介入中,2時間後,翌日についてそれぞれ1回目と同様に立位体前屈の指床間距離の測定を行った。〔結果〕一元配置分散分析の結果,指床間距離について有意な主効果を認めた。多重比較(Tukey HSD)により,介入中の値とその他の値との間に有意差が認められた。〔結語〕DNICの介入により立位体前屈...

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Published in理学療法科学 Vol. 24; no. 1; pp. 11 - 14
Main Authors 丸山, 仁司, 菅沼, 一男
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2009
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.24.11

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Summary:〔目的〕本研究の目的は,健常人を対象とし広範囲侵害抑制調節(以下DNIC)が立位体前屈の指床間距離に及ぼす効果の持続時間について検討することである。〔対象〕対象は健常者33名(男性15名,女性18名),平均年齢21.1歳であった。〔方法〕方法は1回目に立位体前屈の指床間距離を測定,次にDNICによる介入を実施し介入中,2時間後,翌日についてそれぞれ1回目と同様に立位体前屈の指床間距離の測定を行った。〔結果〕一元配置分散分析の結果,指床間距離について有意な主効果を認めた。多重比較(Tukey HSD)により,介入中の値とその他の値との間に有意差が認められた。〔結語〕DNICの介入により立位体前屈の指床間距離は一時的に改善するものの2時間後には効果は消失し,翌日においても同様であった。
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.24.11