地域在住高齢者の2年間の基本チェックリストの変化と3年後の新規要介護認定との関連

〔目的〕地域在住高齢者における2年間の基本チェックリストの各領域の変化と新規要介護認定との関連を明らかにすることを目的とした.〔対象と方法〕地域在住高齢者を対象に2012年度と2014年度に基本チェックリストを調査し,11174人を解析した.2年間の基本チェックリストの変化が3年後の新規要介護認定のリスク要因となるか検討した.〔結果〕運動機能悪化,栄養悪化,閉じこもり悪化,認知機能悪化,うつ悪化の領域が有意なリスク要因となった.〔結語〕基本チェックリストの変化がリスクの低い対象者の新規要介護認定予測因子となると考えられた.早期の予防介入を行うためには,基本チェックリストを継続して活用する必要が...

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Published in理学療法科学 Vol. 36; no. 1; pp. 7 - 14
Main Authors 渡辺, 修一郎, 藤田, 博曉, 新井, 智之, 森田, 泰裕
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2021
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.36.7

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Summary:〔目的〕地域在住高齢者における2年間の基本チェックリストの各領域の変化と新規要介護認定との関連を明らかにすることを目的とした.〔対象と方法〕地域在住高齢者を対象に2012年度と2014年度に基本チェックリストを調査し,11174人を解析した.2年間の基本チェックリストの変化が3年後の新規要介護認定のリスク要因となるか検討した.〔結果〕運動機能悪化,栄養悪化,閉じこもり悪化,認知機能悪化,うつ悪化の領域が有意なリスク要因となった.〔結語〕基本チェックリストの変化がリスクの低い対象者の新規要介護認定予測因子となると考えられた.早期の予防介入を行うためには,基本チェックリストを継続して活用する必要があると考えられた.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.36.7