札幌医科大学での緩和医療における麻酔科医のかかわり

札幌医科大学では緩和医療の診療・教育・研究を推進するためのプロジェクトを開始している. 診療部門として腫瘍診療センターに緩和ケア管理室を設置し, 緩和ケアチーム, 緩和ケア外来による緩和ケアを推進している. 教育部門では文科省による「がんプロフェッショナル養成プラン」を用いて緩和医療専門医教育とがん医療に携わる医療者の緩和ケアに関する知識の底上げを行っている. さらに, 教育および緩和医療研究の推進を目指し緩和医療学講座を開講した. これらそれぞれのプロジェクトで麻酔科医が中心的な役割を果たしており, 3つのプロジェクトを機能的に融合させ大学での緩和医療の推進・発展を試みている....

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Published in日本臨床麻酔学会誌 Vol. 29; no. 5; pp. 579 - 586
Main Author 川股, 知之
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本臨床麻酔学会 2009
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ISSN0285-4945
1349-9149
DOI10.2199/jjsca.29.579

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Summary:札幌医科大学では緩和医療の診療・教育・研究を推進するためのプロジェクトを開始している. 診療部門として腫瘍診療センターに緩和ケア管理室を設置し, 緩和ケアチーム, 緩和ケア外来による緩和ケアを推進している. 教育部門では文科省による「がんプロフェッショナル養成プラン」を用いて緩和医療専門医教育とがん医療に携わる医療者の緩和ケアに関する知識の底上げを行っている. さらに, 教育および緩和医療研究の推進を目指し緩和医療学講座を開講した. これらそれぞれのプロジェクトで麻酔科医が中心的な役割を果たしており, 3つのプロジェクトを機能的に融合させ大学での緩和医療の推進・発展を試みている.
ISSN:0285-4945
1349-9149
DOI:10.2199/jjsca.29.579