自覚的評価法“VHI”と“V-RQOL”
「はじめに」従来音声障害症例に対する評価方法としては, 聴覚心理的検査(GRBAS尺度), 発声機能検査(空気力学的検査), 音響分析, 筋電図などの他覚的評価法が用いられてきた. しかし, 他覚的評価の結果と患者の音声に対する訴えや症状が必ずしも一致するわけではない. そこで近年積極的に用いられるようになってきたのが声のQOLに対する自覚的評価法である. 自覚的評価方法にはVoice Handicap Index (VHI), Voice-Related Quality of Life (V-RQOL), Voice Activity and Participation Profile (V...
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          | Published in | 喉頭 Vol. 28; no. 2; pp. 70 - 76 | 
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| Main Author | |
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            日本喉頭科学会
    
        2016
     | 
| Subjects | |
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| ISSN | 0915-6127 2185-4696  | 
| DOI | 10.5426/larynx.28.70 | 
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| Summary: | 「はじめに」従来音声障害症例に対する評価方法としては, 聴覚心理的検査(GRBAS尺度), 発声機能検査(空気力学的検査), 音響分析, 筋電図などの他覚的評価法が用いられてきた. しかし, 他覚的評価の結果と患者の音声に対する訴えや症状が必ずしも一致するわけではない. そこで近年積極的に用いられるようになってきたのが声のQOLに対する自覚的評価法である. 自覚的評価方法にはVoice Handicap Index (VHI), Voice-Related Quality of Life (V-RQOL), Voice Activity and Participation Profile (VAPP), Voice Outcomes Survey (VOS), Voice Symptom Scale (VoiSS)などがあげられる. いずれの評価法も音声障害の患者自身が自分の音声をどのように感じているか, 声の問題が患者の生活の質(QOL)にどのような影響を与えているかを評価する検査である. | 
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| ISSN: | 0915-6127 2185-4696  | 
| DOI: | 10.5426/larynx.28.70 |