シミュレーションセンターの現状と問題点

浜松医科大学シミュレーションセンターは1995年に当時国内初となる高機能型患者シミュレータを導入したことに始まる.その後いくつかの変遷を経て2012年4月に,附属病院内に新装オープンされ,運営組織は病院の一組織として発足した.マンパワーの問題,セミナー予算の確保など問題点は多いが,さまざまな方策をとりながら地道に活動を続けている.近日中に予定されている「医学教育分野別評価基準日本版」に基づいた医学部教育認証評価が開始されることにより,学生教育においてもシミュレーション教育のニードが急激に高まることが予想される.全国のシミュレーションセンターは,そのための準備を今から心がけておいた方がよいと考え...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本臨床麻酔学会誌 Vol. 34; no. 2; pp. 225 - 231
Main Authors 津守, 崇, 馬渕, 香織, 梅村, 和夫, 市川, 美智華, 森田, 耕司, 五十嵐, 寛, 小楠, 敏代
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本臨床麻酔学会 2014
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0285-4945
1349-9149
DOI10.2199/jjsca.34.225

Cover

More Information
Summary:浜松医科大学シミュレーションセンターは1995年に当時国内初となる高機能型患者シミュレータを導入したことに始まる.その後いくつかの変遷を経て2012年4月に,附属病院内に新装オープンされ,運営組織は病院の一組織として発足した.マンパワーの問題,セミナー予算の確保など問題点は多いが,さまざまな方策をとりながら地道に活動を続けている.近日中に予定されている「医学教育分野別評価基準日本版」に基づいた医学部教育認証評価が開始されることにより,学生教育においてもシミュレーション教育のニードが急激に高まることが予想される.全国のシミュレーションセンターは,そのための準備を今から心がけておいた方がよいと考える.
ISSN:0285-4945
1349-9149
DOI:10.2199/jjsca.34.225