付属病院新棟開院―医療教育・臨床研究のさらなる飛躍を

千駄木地区再開発事業アクションプラン21の最終計画である付属病院新棟前期工事が完了し, 2014年8月より新たな診療体制がスタートしました. 新病院の開院は, 地域医療における診療活動の向上のみならず, 医師・医療者の臨床教育上の拠点, 高度な医療開発のための臨床研究拠点として重要です. 時代に即した医療教育と臨床研究に対する新たな改革は, 付属病院のみならず, 日本医科大学が大きく飛躍する絶好の機会です. 医療面における新病院のコンセプトとして一番の骨子となるのは, 日本医科大学付属病院の歴史と伝統を継承した「全ては患者さんのために」の理念のもと, 患者さんと家族のための医療の効率化と安全性...

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Published in日本医科大学医学会雑誌 Vol. 10; no. 4; pp. 160 - 161
Main Author 坂本, 篤裕
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本医科大学医学会 2014
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ISSN1349-8975
1880-2877
DOI10.1272/manms.10.160

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Summary:千駄木地区再開発事業アクションプラン21の最終計画である付属病院新棟前期工事が完了し, 2014年8月より新たな診療体制がスタートしました. 新病院の開院は, 地域医療における診療活動の向上のみならず, 医師・医療者の臨床教育上の拠点, 高度な医療開発のための臨床研究拠点として重要です. 時代に即した医療教育と臨床研究に対する新たな改革は, 付属病院のみならず, 日本医科大学が大きく飛躍する絶好の機会です. 医療面における新病院のコンセプトとして一番の骨子となるのは, 日本医科大学付属病院の歴史と伝統を継承した「全ては患者さんのために」の理念のもと, 患者さんと家族のための医療の効率化と安全性の追求です. このために, 新病院では, いくつかの新しいシステムを導入しました. 患者支援センターは, 外来および入院の総合案内的役割とともに, 療養支援部門・医療連携部門・入院調整部門を統括します. 数十名におよぶ看護師, 社会福祉士, 事務局員により成り立ち, 患者さんの利便性確保と診療体制の効率化を図ります.
ISSN:1349-8975
1880-2877
DOI:10.1272/manms.10.160