周術期管理チームにおける臨床的指標と周術期チーム加算

周術期管理チームは構想より11年が経過した.周術期センターや周術期患者管理チーム,患者支援管理チームなどの名称で,類似のチーム医療が多くの施設で実施されている.しかし,その定義や業務内容や適応範囲は施設ごとに異なり,標準化に至っていない.そのため平成30(2018)年度の診療報酬改定で,周術期管理チーム加算は認められなかった.この解決のためには,有効性を示す客観的データ,すなわち診療実施計画,臨床的指標,医療安全や医療の質の評価ための指標と,チームの構成要件や業務の標準化などが必要である....

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Published in日本臨床麻酔学会誌 Vol. 38; no. 7; pp. 814 - 821
Main Authors 平島, 潤子, 大里, 彰二郎, 横田, 美幸
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本臨床麻酔学会 15.11.2018
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ISSN0285-4945
1349-9149
DOI10.2199/jjsca.38.814

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Summary:周術期管理チームは構想より11年が経過した.周術期センターや周術期患者管理チーム,患者支援管理チームなどの名称で,類似のチーム医療が多くの施設で実施されている.しかし,その定義や業務内容や適応範囲は施設ごとに異なり,標準化に至っていない.そのため平成30(2018)年度の診療報酬改定で,周術期管理チーム加算は認められなかった.この解決のためには,有効性を示す客観的データ,すなわち診療実施計画,臨床的指標,医療安全や医療の質の評価ための指標と,チームの構成要件や業務の標準化などが必要である.
ISSN:0285-4945
1349-9149
DOI:10.2199/jjsca.38.814