沖縄産プロポリスの起源植物

健康食品素材として利用されているプロポリスは,ミツバチが植物の特定部位を集めてつくった樹脂状物質であり,採集される地域によりその含有成分が異なる.最近,未解明であった沖縄産プロポリスの起源植物が,分析化学と生物行動学的研究手法によりトウダイグサ科の常緑樹木オオバギと同定された.そして,このオオバギが高い抗菌活性と抗ガン活性を有していることも見いだされ,新たな有用植物資源としての可能性に期待がかけられている....

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Published in化学と生物 Vol. 48; no. 1; pp. 35 - 42
Main Authors 熊澤, 茂則, 宮城, 健, 中村, 純, 太田, 敏郎, 矢崎, 一史, 福本, 修一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本農芸化学会 01.01.2010
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ISSN0453-073X
1883-6852
DOI10.1271/kagakutoseibutsu.48.35

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Summary:健康食品素材として利用されているプロポリスは,ミツバチが植物の特定部位を集めてつくった樹脂状物質であり,採集される地域によりその含有成分が異なる.最近,未解明であった沖縄産プロポリスの起源植物が,分析化学と生物行動学的研究手法によりトウダイグサ科の常緑樹木オオバギと同定された.そして,このオオバギが高い抗菌活性と抗ガン活性を有していることも見いだされ,新たな有用植物資源としての可能性に期待がかけられている.
ISSN:0453-073X
1883-6852
DOI:10.1271/kagakutoseibutsu.48.35