本学の臨床医学カリキュラムの見直し 6年一貫の充実した医学教育カリキュラムを目指して
臨床医学カリキュラムを考える場合に, 3つの観点から考える必要があります. その1は, いわゆる講義形式のカリキュラム(本学ではコース講義), その2は臨床実習(基礎臨床実習およびBed Side Learning;BSL), そしてその3はこれらのカリキュラムと現状の医師国家試験との整合性の検討であろうと思います. 2011年(平成23年)4月, 私が教育委員会委員長に就任する以前より, 前教育委員長 内藤善哉教授をはじめとする前教育委員会において, 現在の第3学年3学期から始まる臨床医学コース講義の見直しに関する小委員会(委員長 坂本篤裕教授)が設置され, 審議を続けてきました. その主な...
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Published in | 日本医科大学医学会雑誌 Vol. 8; no. 2; pp. 147 - 149 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本医科大学医学会
2012
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ISSN | 1349-8975 1880-2877 |
DOI | 10.1272/manms.8.147 |
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Summary: | 臨床医学カリキュラムを考える場合に, 3つの観点から考える必要があります. その1は, いわゆる講義形式のカリキュラム(本学ではコース講義), その2は臨床実習(基礎臨床実習およびBed Side Learning;BSL), そしてその3はこれらのカリキュラムと現状の医師国家試験との整合性の検討であろうと思います. 2011年(平成23年)4月, 私が教育委員会委員長に就任する以前より, 前教育委員長 内藤善哉教授をはじめとする前教育委員会において, 現在の第3学年3学期から始まる臨床医学コース講義の見直しに関する小委員会(委員長 坂本篤裕教授)が設置され, 審議を続けてきました. その主な検討課題は, 1)現行の1コマ45分の細切れ的講義時間を考え直すこと, 2)現在の横断的なコース講義を少し見直し, 必要に応じて従来の学科目を独立させる(-ologyの明確化), 3)臨床基礎実習と引き続く基本臨床実習およびBSLの充実への方策です. |
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ISSN: | 1349-8975 1880-2877 |
DOI: | 10.1272/manms.8.147 |