ポリベタイン型イオンゲルの合成と電解質としての評価
オリゴエーテルモノマー,双性イオンモノマーおよびイオン液体/リチウム塩複合体を所定量混合し,in situ重合によりポリベタイン型イオンゲルを合成した.いずれのイオンゲルも-70°C付近にガラス転移温度(Tg)のみを示した.イオンゲルのイオン伝導度はリチウム塩濃度や双性イオンユニットの含量に依存せず,室温において同等の値を示した.これらイオンゲルの酸化安定性およびリチウムの酸化還元に関するクーロン効率は双性イオンユニットの含量の増加に伴い向上した....
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Published in | Kōbunshi ronbunshū (Tokyo) Vol. 74; no. 6; pp. 542 - 548 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
Tokyo
公益社団法人 高分子学会
01.01.2017
Japan Science and Technology Agency |
Subjects | |
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ISSN | 0386-2186 1881-5685 |
DOI | 10.1295/koron.2017-0043 |
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Summary: | オリゴエーテルモノマー,双性イオンモノマーおよびイオン液体/リチウム塩複合体を所定量混合し,in situ重合によりポリベタイン型イオンゲルを合成した.いずれのイオンゲルも-70°C付近にガラス転移温度(Tg)のみを示した.イオンゲルのイオン伝導度はリチウム塩濃度や双性イオンユニットの含量に依存せず,室温において同等の値を示した.これらイオンゲルの酸化安定性およびリチウムの酸化還元に関するクーロン効率は双性イオンユニットの含量の増加に伴い向上した. |
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Bibliography: | ObjectType-Article-1 SourceType-Scholarly Journals-1 ObjectType-Feature-2 content type line 14 |
ISSN: | 0386-2186 1881-5685 |
DOI: | 10.1295/koron.2017-0043 |