1-1 日周指向性による睡眠恒常性維持機構への修飾(日本生理人類学会第63回大会発表要旨)
コンスタントルーチン(CR)法を用いた35時間持続覚醒実験を行い, 覚醒時及び回復睡眠時の睡眠恒常性維持反応を評価し日周指向性との関連を検討することを目的とした. 36h CR中の深部体温では中間型よりも夜型で位相の遅延がみられたが, 主観的眠気及び覚醒時脳波では群間差がみられなかった. 一方, 回復睡眠中の徐波活動の出現に時間×クロノタイプの交互作用がみられ, 睡眠中の睡眠負債の解消の速度に違いがあることが示唆された....
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Published in | 日本生理人類学会誌 Vol. 16; no. 1; p. 51 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本生理人類学会
2011
Japan Society of Physiological Anthropology |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1342-3215 2432-0986 |
DOI | 10.20718/jjpa.16.1_51_1 |
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Summary: | コンスタントルーチン(CR)法を用いた35時間持続覚醒実験を行い, 覚醒時及び回復睡眠時の睡眠恒常性維持反応を評価し日周指向性との関連を検討することを目的とした. 36h CR中の深部体温では中間型よりも夜型で位相の遅延がみられたが, 主観的眠気及び覚醒時脳波では群間差がみられなかった. 一方, 回復睡眠中の徐波活動の出現に時間×クロノタイプの交互作用がみられ, 睡眠中の睡眠負債の解消の速度に違いがあることが示唆された. |
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ISSN: | 1342-3215 2432-0986 |
DOI: | 10.20718/jjpa.16.1_51_1 |