2-8 照度が変化した時の心理・生理反応 : Kruithofのchartの検証(日本生理人類学会第63回大会発表要旨)

Kruithofの快適範囲の信頼性の検証を試みた. 男性被験者3名を対象に心理・生理反応から各条件の照度閾値を求めた. その結果, 3,500Kの下限では心理・生理反応による閾値に差が見られなかったが, 3,500Kの上限と5,000Kの下限では閾値に差が見られた. 従って, 心理・生理反応から判断する方法の信頼性を確かめた. また, 本研究の結果から, 3000K~4000Kでは下限も上限も高照度側にシフトし, 5000K以上では下限が低照度側に拡大する可能性が示唆された....

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Published in日本生理人類学会誌 Vol. 16; no. 1; p. 53
Main Author 垣鍔, 直
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本生理人類学会 2011
Japan Society of Physiological Anthropology
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ISSN1342-3215
2432-0986
DOI10.20718/jjpa.16.1_53_5

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Summary:Kruithofの快適範囲の信頼性の検証を試みた. 男性被験者3名を対象に心理・生理反応から各条件の照度閾値を求めた. その結果, 3,500Kの下限では心理・生理反応による閾値に差が見られなかったが, 3,500Kの上限と5,000Kの下限では閾値に差が見られた. 従って, 心理・生理反応から判断する方法の信頼性を確かめた. また, 本研究の結果から, 3000K~4000Kでは下限も上限も高照度側にシフトし, 5000K以上では下限が低照度側に拡大する可能性が示唆された.
ISSN:1342-3215
2432-0986
DOI:10.20718/jjpa.16.1_53_5