Tape methodを用いたナビゲーション手術精度向上のための工夫
当院ではaugmented reality技術を用いたナビゲーション手術を開発し、肝胆膵手術に対し臨床応用を報告してきた。今回ナビゲーションの精度向上のための工夫を報告する。当システムで行った33症例のうち、Registrationを行うポイントを血管分岐部と解剖学的特徴点で行った従来法と、従来法に加え解剖学的特徴点から手術用テープを用いて一定の距離を測定し新たなregistration点を作成したtape methodによる症例を比較検討した。Tape methodを用いた場合(5.7mm)は、従来法(10.9mm)と比較し優位に誤差は縮小した。当システムは、現時点ではまだ改善の余地はあるが...
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Published in | Transactions of Japanese Society for Medical and Biological Engineering Vol. 54Annual; no. 28PM-Abstract; p. S342 |
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Main Authors | , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本生体医工学会
2016
Japanese Society for Medical and Biological Engineering |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1347-443X 1881-4379 |
DOI | 10.11239/jsmbe.54Annual.S342 |
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Summary: | 当院ではaugmented reality技術を用いたナビゲーション手術を開発し、肝胆膵手術に対し臨床応用を報告してきた。今回ナビゲーションの精度向上のための工夫を報告する。当システムで行った33症例のうち、Registrationを行うポイントを血管分岐部と解剖学的特徴点で行った従来法と、従来法に加え解剖学的特徴点から手術用テープを用いて一定の距離を測定し新たなregistration点を作成したtape methodによる症例を比較検討した。Tape methodを用いた場合(5.7mm)は、従来法(10.9mm)と比較し優位に誤差は縮小した。当システムは、現時点ではまだ改善の余地はあるが、tape methodによりregistration精度は向上した。 |
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ISSN: | 1347-443X 1881-4379 |
DOI: | 10.11239/jsmbe.54Annual.S342 |