新型コロナウイルス感染症における画像センターの取り組み

救命救急センターで新型コロナウイルス感染症患者の受け入れが始まり,3次救急としての機能を維持したまま,感染症患者さんの撮影ができるように対応を開始しました。撮影装置の養生や消毒方法など感染制御部の指示のもと,他病院と情報共有を行いながら実施。受入れ当初は少人数で撮影担当者を築き,経験と情報を共有して教育を行い,全員が撮影できるよう体制を整えました。ポータブル撮影や外科用イメージを用いた手技では,感染症への対応ならではの苦労を経験し,装置の性能を把握した効率化を行い現場の要望に応えました。災害対策本部による情報共有や調達部による安定した物品の供給により安心して業務遂行できました。今回の感染症対応...

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Published in聖マリアンナ医科大学雑誌 Vol. 51; no. Suppl; pp. S77 - S80
Main Author 森, 寿一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 学校法人 聖マリアンナ医科大学医学会 2024
聖マリアンナ医科大学医学会
St. Marianna University Society of Medical Science
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ISSN0387-2289
2189-0285
DOI10.14963/stmari.51.S77

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Summary:救命救急センターで新型コロナウイルス感染症患者の受け入れが始まり,3次救急としての機能を維持したまま,感染症患者さんの撮影ができるように対応を開始しました。撮影装置の養生や消毒方法など感染制御部の指示のもと,他病院と情報共有を行いながら実施。受入れ当初は少人数で撮影担当者を築き,経験と情報を共有して教育を行い,全員が撮影できるよう体制を整えました。ポータブル撮影や外科用イメージを用いた手技では,感染症への対応ならではの苦労を経験し,装置の性能を把握した効率化を行い現場の要望に応えました。災害対策本部による情報共有や調達部による安定した物品の供給により安心して業務遂行できました。今回の感染症対応に際して,医師,看護師,臨床工学技士など複数の医療従事者によるチーム医療の大切さを再確認しました。診療放射線技師の新型コロナウイルス感染症患者に対する取り組みをご紹介します。
ISSN:0387-2289
2189-0285
DOI:10.14963/stmari.51.S77