うつ症候群への行動療法的接近(その1) : 行動計画法の試行
うつ症候群を有し,DSM-IIIの Major DepressionあるいはDysthymic Disorderに該当すると思われる患者20名に行動計画法を最底1ヵ月行なってその効果を検討した。行動計画法とは,目録を指標とし,快行動を促し不快行動を減ずることにより正の強化の増加,罰の減少を企て,うつ症状を緩和しようとする方法である。その結果20例中10例に臨床像の改善が見られた。有効例および無効例の経過に関与したと思われる因子を考慮しながら本法の可能性と問題点について考察した。...
Saved in:
Published in | 行動療法研究 Vol. 13; no. 2; pp. 134 - 142 |
---|---|
Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
31.03.1988
日本行動療法学会 |
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0910-6529 2424-2594 |
DOI | 10.24468/jjbt.13.2_134 |
Cover
Summary: | うつ症候群を有し,DSM-IIIの Major DepressionあるいはDysthymic Disorderに該当すると思われる患者20名に行動計画法を最底1ヵ月行なってその効果を検討した。行動計画法とは,目録を指標とし,快行動を促し不快行動を減ずることにより正の強化の増加,罰の減少を企て,うつ症状を緩和しようとする方法である。その結果20例中10例に臨床像の改善が見られた。有効例および無効例の経過に関与したと思われる因子を考慮しながら本法の可能性と問題点について考察した。 |
---|---|
ISSN: | 0910-6529 2424-2594 |
DOI: | 10.24468/jjbt.13.2_134 |