穿頭術中のburr-hole用プローブを用いた頭蓋内病変の評価

「はじめに」エコー検査は侵襲が少なく, portabilityに優れ, 簡便であるといった特徴があり, 脳神経外科領域でも広く使用されている3, 4, 10). Burr-hole用プローブはバイオネット型のハンドルに直線状のヘッドからなり, 先端は約1cmと小さく, burr-holeに挿入することができ, 頭蓋内を観察できる12). 穿頭術におけるburr-hole用プローブを用いた術中エコーの有用性を報告する. 「方法」2006年7月より2007年12月にかけて脳室腹腔シャント術13例, 慢性硬膜下血腫穿頭術12例, 脳室ドレナージ術6例, 脳内出血穿頭血腫除去術1例, 脳膿瘍ドレナージ...

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Published inNeurosonology Vol. 21; no. 2; pp. 112 - 116
Main Authors 馬場, 史郎, 松尾, 孝之, 北川, 直毅, 宗, 剛平, 永田, 泉, 林, 健太郎, 陶山, 一彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人日本脳神経超音波学会 2008
日本脳神経超音波学会
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ISSN0917-074X
DOI10.2301/neurosonology.21.112

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Summary:「はじめに」エコー検査は侵襲が少なく, portabilityに優れ, 簡便であるといった特徴があり, 脳神経外科領域でも広く使用されている3, 4, 10). Burr-hole用プローブはバイオネット型のハンドルに直線状のヘッドからなり, 先端は約1cmと小さく, burr-holeに挿入することができ, 頭蓋内を観察できる12). 穿頭術におけるburr-hole用プローブを用いた術中エコーの有用性を報告する. 「方法」2006年7月より2007年12月にかけて脳室腹腔シャント術13例, 慢性硬膜下血腫穿頭術12例, 脳室ドレナージ術6例, 脳内出血穿頭血腫除去術1例, 脳膿瘍ドレナージ術1例, 硬膜下膿瘍ドレナージ術1例, 合計34例の穿頭術に際して術中エコーを使用した(Table 1). エコー本体はALOKA SSD-2000(Fig.1A)を使用し, プローブはALOKA術中穿刺電子セクタプローブ3-8MHz(Fig.1B)を使用した.
ISSN:0917-074X
DOI:10.2301/neurosonology.21.112