武道必修化に伴う中学生の剣道イメージに関する研究

「問題の所在と研究目的」 2012(平成24)年4月より中学校保健体育で武道が必修化された. 2008(平成20)年3月に改訂された文部科学省「中学校学習指導要領(生きる力)」の保健体育科目では, 1年生と2年生で, A体つくり運動, B器械運動, C陸上競技, D水泳, E球技, F武道, Gダンス, H体育理論の8領域がすべて必修, 3年生ではAHが必修, BCDGから1領域以上を選択, EFから1領域以上を選択, すなわち球技と武道から1領域以上を選択履修することになった. この改訂により, 1年生と2年生は男女とも武道を履修するが, 学校や地域の実態に応じて柔道, 剣道, 相撲に加え空...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in応用心理学研究 Vol. 46; no. 3; pp. 234 - 246
Main Authors 藤田, 主一, 八木沢, 誠, 新里, 知佳野, 古澤, 伸晃, 軽部, 幸浩
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本応用心理学会 31.03.2021
Online AccessGet full text
ISSN0387-4605
2433-7633
DOI10.24651/oushinken.46.3_234

Cover

More Information
Summary:「問題の所在と研究目的」 2012(平成24)年4月より中学校保健体育で武道が必修化された. 2008(平成20)年3月に改訂された文部科学省「中学校学習指導要領(生きる力)」の保健体育科目では, 1年生と2年生で, A体つくり運動, B器械運動, C陸上競技, D水泳, E球技, F武道, Gダンス, H体育理論の8領域がすべて必修, 3年生ではAHが必修, BCDGから1領域以上を選択, EFから1領域以上を選択, すなわち球技と武道から1領域以上を選択履修することになった. この改訂により, 1年生と2年生は男女とも武道を履修するが, 学校や地域の実態に応じて柔道, 剣道, 相撲に加え空手道, なぎなた, 弓道, 合気道, 少林寺拳法, 銃剣道などについても履修できることになった. この改訂は, 2012(平成24)年に完全実施されたのである.
ISSN:0387-4605
2433-7633
DOI:10.24651/oushinken.46.3_234