弁膜症再手術,心周囲癒着剥離困難症例の体外循環
我々は,4回目の再心臓手術時に際し,心周囲の癒着剥離に苦慮し,テーピングや上行大動脈遮断が困難なため,F-F bypassによる超低体温循環停止下(最低膀胱温22.6℃)に,右房切開創よりバルーン付き挿管チューブとオクルージョンバルーンを用いて体外循環を行った。手術術式TVSI(Mosaic33mm),手術時間12時間10分,Pump時間192分,循環停止時間3分,体外循環は補助循環で離脱可能であった。...
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| Published in | 体外循環技術 Vol. 30; no. 4; pp. 339 - 341 |
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| Main Authors | , , , , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
一般社団法人 日本体外循環技術医学会
2003
日本体外循環技術研究会 |
| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0912-2664 1884-5452 |
| DOI | 10.7130/hokkaidoshakai.30.339 |
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| Summary: | 我々は,4回目の再心臓手術時に際し,心周囲の癒着剥離に苦慮し,テーピングや上行大動脈遮断が困難なため,F-F bypassによる超低体温循環停止下(最低膀胱温22.6℃)に,右房切開創よりバルーン付き挿管チューブとオクルージョンバルーンを用いて体外循環を行った。手術術式TVSI(Mosaic33mm),手術時間12時間10分,Pump時間192分,循環停止時間3分,体外循環は補助循環で離脱可能であった。 |
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| ISSN: | 0912-2664 1884-5452 |
| DOI: | 10.7130/hokkaidoshakai.30.339 |