拡張型心筋症様病態を呈し8年間経過観察し得た高齢者孤立性心筋緻密化障害の1例
心筋緻密化障害は1995年WHOによる心筋症の定義と分類で分類不能心筋症の一つとされた稀な心筋症で,他の心奇形や血管などの異常を合併しない場合を孤立性心筋緻密化障害(isolated ventricular noncompaction;IVNC)と呼ぶ.症例は82歳女性.8年前にうっ血性心不全で当院を受診,その後IVNCの診断で薬物治療を施行してきた.近年の画像診断の進歩により成人IVNCの診断率が高まっており,その成因や予後,治療法の検討が進められている....
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          | Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 97; no. 1; pp. 155 - 157 | 
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| Main Authors | , , , , , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            一般社団法人 日本内科学会
    
        2008
     | 
| Subjects | |
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| ISSN | 0021-5384 1883-2083  | 
| DOI | 10.2169/naika.97.155 | 
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| Summary: | 心筋緻密化障害は1995年WHOによる心筋症の定義と分類で分類不能心筋症の一つとされた稀な心筋症で,他の心奇形や血管などの異常を合併しない場合を孤立性心筋緻密化障害(isolated ventricular noncompaction;IVNC)と呼ぶ.症例は82歳女性.8年前にうっ血性心不全で当院を受診,その後IVNCの診断で薬物治療を施行してきた.近年の画像診断の進歩により成人IVNCの診断率が高まっており,その成因や予後,治療法の検討が進められている. | 
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| ISSN: | 0021-5384 1883-2083  | 
| DOI: | 10.2169/naika.97.155 |