癌のアイソトープ内用療法の現状と将来

分子標的としての性質を有する放射性医薬品を投与することにより、標的組織の照射を行う治療をアイソトープ内用療法と呼ぶ。内用療法は、治療にともない画像化が可能である。治療薬と診断薬が同一である点において、理想的なtheranosticsを実践可能である。わが国は、内用療法の実践、開発の両面で、海外に比して著しく立ちおくれている。癌治療のオプションとして重要性を増しているこの分野への理解を期待する。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inDrug Delivery System Vol. 29; no. 4; pp. 294 - 303
Main Author 絹谷, 清剛
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本DDS学会 2014
Online AccessGet full text
ISSN0913-5006
1881-2732
DOI10.2745/dds.29.294

Cover

More Information
Summary:分子標的としての性質を有する放射性医薬品を投与することにより、標的組織の照射を行う治療をアイソトープ内用療法と呼ぶ。内用療法は、治療にともない画像化が可能である。治療薬と診断薬が同一である点において、理想的なtheranosticsを実践可能である。わが国は、内用療法の実践、開発の両面で、海外に比して著しく立ちおくれている。癌治療のオプションとして重要性を増しているこの分野への理解を期待する。
ISSN:0913-5006
1881-2732
DOI:10.2745/dds.29.294