子どもに偏りのないスポーツのチャンスを 子どものスポーツにかけるエネルギーが密度を高めている.勝利への近道を求めて,ややともすると近回りをしようとする動きが引きも切らない.子どもに向かうスポーツのあるべき姿を探る.司会の言葉

本学術集会の副題が「2020 日本から世界へ神経治療の輪」とあるように, 本来は本年が東京2020オリンピック開催年であったので, スポーツ健康学と神経内科治療とのかかわりをテーマに企画された特別企画シンポジウムである. 先ずは「発育期の子どものスポーツ~単一種目を早期専門化する功罪~」をテーマに法政大学スポーツ健康学部の平野裕一教授に総論的なお話をいただいた. 昨今, スポーツの低年齢化とバーンアウトなどの話題がよく聞かれる. 専門化のタイミングの適正化については一概には言えないが, 専門性の前段階でのスポーツを楽しむことを子どもたちに教える基礎環境が重要であるとのことであった....

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Bibliographic Details
Published in神経治療学 Vol. 38; no. 3; p. 237
Main Authors 杉本, 英樹, 山本, 浩
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本神経治療学会 2021
Japanese Society of Neurological Therapeutics
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ISSN0916-8443
2189-7824
DOI10.15082/jsnt.38.3_237

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Summary:本学術集会の副題が「2020 日本から世界へ神経治療の輪」とあるように, 本来は本年が東京2020オリンピック開催年であったので, スポーツ健康学と神経内科治療とのかかわりをテーマに企画された特別企画シンポジウムである. 先ずは「発育期の子どものスポーツ~単一種目を早期専門化する功罪~」をテーマに法政大学スポーツ健康学部の平野裕一教授に総論的なお話をいただいた. 昨今, スポーツの低年齢化とバーンアウトなどの話題がよく聞かれる. 専門化のタイミングの適正化については一概には言えないが, 専門性の前段階でのスポーツを楽しむことを子どもたちに教える基礎環境が重要であるとのことであった.
ISSN:0916-8443
2189-7824
DOI:10.15082/jsnt.38.3_237