VIABAHNを留置した膝窩動脈瘤の1例

症例は75歳,男性.右下肢のむくみ,足趾の色調不良を主訴に来院.下肢エコー検査と造影CT検査で壁在血栓を有する31 mm大の右膝窩動脈瘤を指摘され,瘤によるblue toe syndromeと診断した.治療はVIABAHNを用いた血管内治療を施行した.膝の屈曲・伸展状態で血管造影を行い,適切なlanding zone,またover lapとなる場所を確認しデバイス選択を行った.術後9カ月経過したが問題はなく,CT検査で膝窩動脈瘤は血栓化が得られエンドリークも生じていない....

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Published in日本血管外科学会雑誌 Vol. 28; no. 3; pp. 213 - 217
Main Author 田中, 克典
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本血管外科学会 15.06.2019
日本血管外科学会
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ISSN0918-6778
1881-767X
DOI10.11401/jsvs.19-00026

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Summary:症例は75歳,男性.右下肢のむくみ,足趾の色調不良を主訴に来院.下肢エコー検査と造影CT検査で壁在血栓を有する31 mm大の右膝窩動脈瘤を指摘され,瘤によるblue toe syndromeと診断した.治療はVIABAHNを用いた血管内治療を施行した.膝の屈曲・伸展状態で血管造影を行い,適切なlanding zone,またover lapとなる場所を確認しデバイス選択を行った.術後9カ月経過したが問題はなく,CT検査で膝窩動脈瘤は血栓化が得られエンドリークも生じていない.
ISSN:0918-6778
1881-767X
DOI:10.11401/jsvs.19-00026