舌下腺に発生した多形腺腫の1例

多形腺腫は唾液腺腫瘍の中で最も発生頻度が高く,大唾液腺では耳下腺に,小唾液腺では口蓋腺に好発するが,舌下腺に発生することはきわめてまれである。われわれは舌下腺多形腺腫の1例を経験したので,文献的考察を加え報告する。症例は44歳女性で,右側口底部の無痛性の腫瘤を主訴に当科を受診した。生検にて多形腺腫の診断を得たため,舌下腺を含めた摘出を行った。現在術後約2年が経過しているが,再発は認めていない。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本口腔内科学会雑誌 Vol. 28; no. 2; pp. 50 - 54
Main Authors 安井, 佑太, 磐田, 翔, 中山, 詩織, 岩渕, 博史, 山田, 学
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本口腔内科学会 2022
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN2186-6147
2186-6155
DOI10.6014/jjsom.28.50

Cover

More Information
Summary:多形腺腫は唾液腺腫瘍の中で最も発生頻度が高く,大唾液腺では耳下腺に,小唾液腺では口蓋腺に好発するが,舌下腺に発生することはきわめてまれである。われわれは舌下腺多形腺腫の1例を経験したので,文献的考察を加え報告する。症例は44歳女性で,右側口底部の無痛性の腫瘤を主訴に当科を受診した。生検にて多形腺腫の診断を得たため,舌下腺を含めた摘出を行った。現在術後約2年が経過しているが,再発は認めていない。
ISSN:2186-6147
2186-6155
DOI:10.6014/jjsom.28.50