細胞外小胞ハイブリッド工学とDDS、医療応用

細胞外小胞は新しい治療薬およびDDSキャリアとして注目されている。近年、細胞外小胞を人為的に改変して新しい機能を付与する技術の開発が進んでいる。本稿では、細胞外小胞をDDS応用していくための現状の課題について概観し、細胞外小胞の人為的な機能化に関する最近の研究を紹介する。特に、細胞外小胞とさまざまな機能性分子、ナノキャリア、無機微粒子との複合化による機能発現を目指す、細胞外小胞ハイブリッド工学に関する研究を概説する。...

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Bibliographic Details
Published inDrug Delivery System Vol. 36; no. 2; pp. 90 - 99
Main Authors 水田, 涼介, 秋吉, 一成
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本DDS学会 25.03.2021
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ISSN0913-5006
1881-2732
DOI10.2745/dds.36.90

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Summary:細胞外小胞は新しい治療薬およびDDSキャリアとして注目されている。近年、細胞外小胞を人為的に改変して新しい機能を付与する技術の開発が進んでいる。本稿では、細胞外小胞をDDS応用していくための現状の課題について概観し、細胞外小胞の人為的な機能化に関する最近の研究を紹介する。特に、細胞外小胞とさまざまな機能性分子、ナノキャリア、無機微粒子との複合化による機能発現を目指す、細胞外小胞ハイブリッド工学に関する研究を概説する。
ISSN:0913-5006
1881-2732
DOI:10.2745/dds.36.90