地域在住高齢者における活動量計で測定した歩行動作中の推定エネルギー量の基準関連妥当性の検討

〔目的〕本研究では地域在住高齢者において,活動量計によって測定された消費エネルギー(kcal)の妥当性を検討することを目的とした.〔対象と方法〕対象は地域在住中高年者33人(平均年齢は69.4 ± 5.1歳)であった.測定は3段階の運動負荷による平地歩行を行った.歩行中に腰部に取り付けた活動量計により,消費エネルギーの測定を行った.また酸素摂取量の測定は,携帯型呼気ガス分析器を用い,breath-by-breath法により計測した.解析は酸素摂取量と消費エネルギーの相関関係を分析した.〔結果〕酸素摂取量と消費エネルギーとの相関係数は,0.629と有意な中等度の相関関係を示した.〔結語〕活動量計...

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Published in理学療法科学 Vol. 33; no. 3; pp. 411 - 414
Main Authors 石橋, 英明, 藤田, 博暁, 丸谷, 康平, 森田, 泰裕, 旭, 竜馬, 新井, 智之
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2018
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.33.411

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Summary:〔目的〕本研究では地域在住高齢者において,活動量計によって測定された消費エネルギー(kcal)の妥当性を検討することを目的とした.〔対象と方法〕対象は地域在住中高年者33人(平均年齢は69.4 ± 5.1歳)であった.測定は3段階の運動負荷による平地歩行を行った.歩行中に腰部に取り付けた活動量計により,消費エネルギーの測定を行った.また酸素摂取量の測定は,携帯型呼気ガス分析器を用い,breath-by-breath法により計測した.解析は酸素摂取量と消費エネルギーの相関関係を分析した.〔結果〕酸素摂取量と消費エネルギーとの相関係数は,0.629と有意な中等度の相関関係を示した.〔結語〕活動量計における消費エネルギー量の測定は,身体活動量測定としての,基準関連妥当性を有していることが示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.33.411