J Graft Open Stent Graft (JGOSG)留置2年後にグラフト移動(migration)とともに高度屈曲をきたした1例
J Graft Open Stent Graft(JGOSG)留置2年後migrationとともに高度屈曲をきたした1例を報告する.症例は72歳男性,70歳時に機械弁による大動脈弁置換およびJGOSG併用全弓部置換術施行,術後2年胸部CTにてJGOSGの高度屈曲が認められ,その末梢側に胸部ステントグラフト(TEVAR)を追加治療することを選択した.Gore C-TAG(W. L. Gore & Associates, Inc. Flagstaff, AZ, USA)37-150 mmをJGOSG内から下行大動脈の直線状になっている部位まで留置し,endoleakないことを確認し手術を終...
Saved in:
Published in | 心臓 Vol. 52; no. 2; pp. 176 - 180 |
---|---|
Main Authors | , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益財団法人 日本心臓財団
15.02.2020
日本心臓財団・日本循環器学会 |
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0586-4488 2186-3016 |
DOI | 10.11281/shinzo.52.176 |
Cover
Summary: | J Graft Open Stent Graft(JGOSG)留置2年後migrationとともに高度屈曲をきたした1例を報告する.症例は72歳男性,70歳時に機械弁による大動脈弁置換およびJGOSG併用全弓部置換術施行,術後2年胸部CTにてJGOSGの高度屈曲が認められ,その末梢側に胸部ステントグラフト(TEVAR)を追加治療することを選択した.Gore C-TAG(W. L. Gore & Associates, Inc. Flagstaff, AZ, USA)37-150 mmをJGOSG内から下行大動脈の直線状になっている部位まで留置し,endoleakないことを確認し手術を終了した.術後7日におけるCTにてendoleakなく,ステントグラフト移動なく留置部位問題なく,術後9日に退院した. |
---|---|
ISSN: | 0586-4488 2186-3016 |
DOI: | 10.11281/shinzo.52.176 |