Chromogranin Aのマウス歯髄と歯周組織における発現

歯科保存学治療時に行う歯間分離の処置を実験的に行い、マウスの歯髄や歯周組織に誘導されるChromogranin A(CgA) の発現状況を免疫組織化学的に検討した。上顎右側臼歯間にウェッジを挿入の3時間後にCgAの発現状況を免疫組織化学的に検討した。その結果、対照群の歯髄と歯周組織では一部の細胞に弱い発現があり、これは生理的なメカニカルストレスに対して発現していると推察された。実験群では、歯髄および歯周組織にCgAの発現があり、これは対照群よりも強かった。したがってこれらの反応は、実験的歯間分離のメカニカルストレス負荷によって誘発されたものと考えられた。...

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Published inJournal of Hard Tissue Biology Vol. 20; no. 4; pp. 295 - 300
Main Authors 佐藤, 将洋, 岡藤, 範正, 鍋山, 篤史, 長谷川, 博雅, 中野, 敬介, 斎藤, 進之介, 笠原, 悦男, 川上, 敏行, 山本, 昭夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 硬組織再生生物学会 2011
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ISSN1341-7649
1880-828X
DOI10.2485/jhtb.20.295

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Summary:歯科保存学治療時に行う歯間分離の処置を実験的に行い、マウスの歯髄や歯周組織に誘導されるChromogranin A(CgA) の発現状況を免疫組織化学的に検討した。上顎右側臼歯間にウェッジを挿入の3時間後にCgAの発現状況を免疫組織化学的に検討した。その結果、対照群の歯髄と歯周組織では一部の細胞に弱い発現があり、これは生理的なメカニカルストレスに対して発現していると推察された。実験群では、歯髄および歯周組織にCgAの発現があり、これは対照群よりも強かった。したがってこれらの反応は、実験的歯間分離のメカニカルストレス負荷によって誘発されたものと考えられた。
ISSN:1341-7649
1880-828X
DOI:10.2485/jhtb.20.295