肩関節水平屈曲・内旋可動域拡大を目的としたRadial Pressure Waveとストレッチの即時効果の比較検討

【目的】本研究目的は肩関節水平屈曲,内旋可動域に与えるRadial Pressure Wave(以下,RPW)とストレッチの即時的効果を比較検討することである。【方法】対象は健常成人男性43名,肩関節後方構成体,および筋に対してRPWのみを施行するRPW群(15例),スリーパーストレッチのみを施行するST群(14例),RPWとスリーパーストレッチを施行するMIX群(14例)に分類した。調査項目は肩関節外転位内旋,肩関節屈曲位内旋,肩関節水平屈曲,結帯動作とし,施行の前後に測定を行い,変化量を3群で比較した。【結果】肩関節屈曲位内旋,肩関節水平屈曲で主効果を認めた。下位検定において肩関節屈曲位内...

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Published in理学療法の科学と研究 Vol. 14; no. 1; pp. 14_41 - 14_46
Main Authors 岩崎, 航, 宮内, 秀徳, 金子, 翔, 二瓶, 好人, 澤野, 靖之, 高橋, 謙二, 高橋, 憲正
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 千葉県理学療法士会 24.03.2023
千葉県理学療法士会
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ISSN1884-9032
2758-3864
DOI10.57476/srpt.14.1_14_41

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Summary:【目的】本研究目的は肩関節水平屈曲,内旋可動域に与えるRadial Pressure Wave(以下,RPW)とストレッチの即時的効果を比較検討することである。【方法】対象は健常成人男性43名,肩関節後方構成体,および筋に対してRPWのみを施行するRPW群(15例),スリーパーストレッチのみを施行するST群(14例),RPWとスリーパーストレッチを施行するMIX群(14例)に分類した。調査項目は肩関節外転位内旋,肩関節屈曲位内旋,肩関節水平屈曲,結帯動作とし,施行の前後に測定を行い,変化量を3群で比較した。【結果】肩関節屈曲位内旋,肩関節水平屈曲で主効果を認めた。下位検定において肩関節屈曲位内旋でST群に比べRPW群,MIX群が有意に高値を示した。肩関節水平屈曲ではST群に比べMIX群が有意に高値を示した。【結論】肩関節可動域の即時的な拡大に,RPWとストレッチの併用が有用である可能性がある。
ISSN:1884-9032
2758-3864
DOI:10.57476/srpt.14.1_14_41