当法人における卒後教育と人材育成

本稿では,社会情勢の急激な変化や多様化するニーズに応えうる理学療法士の育成にあたり,当法人での卒後教育や人材育成への取り組みについて紹介した。当法人の育成体制の主な特徴として,「学術支援制度」と「ジョブローテーション制度」の整備や,人材育成実践領域として「医療分野」,「介護分野」「地域貢献活動」,「新規プロジェクト」の4つを主要なものとして位置づけ,これらに注力している。医療・介護分野における卒後教育では,日本理学療法士協会の前期・後期研修システムを活用かつ実践内容の補完を図りながら,若手理学療法士の育成に取り組んでいる。今後,社会の多様化・複雑化が加速するなかで,我々への職域拡充や新たな価値...

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Published in理学療法の科学と研究 Vol. 14; no. 1; pp. 14_27 - 14_32
Main Authors 和田, 雄太郎, 橋本, 典, 矢部, 綾子, 安彦, 和星
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 千葉県理学療法士会 24.03.2023
千葉県理学療法士会
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ISSN1884-9032
2758-3864
DOI10.57476/srpt.14.1_14_27

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Summary:本稿では,社会情勢の急激な変化や多様化するニーズに応えうる理学療法士の育成にあたり,当法人での卒後教育や人材育成への取り組みについて紹介した。当法人の育成体制の主な特徴として,「学術支援制度」と「ジョブローテーション制度」の整備や,人材育成実践領域として「医療分野」,「介護分野」「地域貢献活動」,「新規プロジェクト」の4つを主要なものとして位置づけ,これらに注力している。医療・介護分野における卒後教育では,日本理学療法士協会の前期・後期研修システムを活用かつ実践内容の補完を図りながら,若手理学療法士の育成に取り組んでいる。今後,社会の多様化・複雑化が加速するなかで,我々への職域拡充や新たな価値の提供が同時に強く求められ,理学療法士としての質の高い専門性を基盤とし,新たな分野・領域への取り組みは必須であると考える。
ISSN:1884-9032
2758-3864
DOI:10.57476/srpt.14.1_14_27