当院で取り組む卒後教育について-日本理学療法士協会 生涯学習制度との融合
日本理学療法士協会の生涯学習制度が改訂され理学療法士の質の維持・向上,多様な障害像に対応できる能力の育成が提示された。『質』をどのように考えるかにより教育計画が異なる。当院では個々のセラピストが実施する業務(診療含む)のバラツキを抑えながら計画を実施し,結果を定期的に確認してニーズとの差を継続的に改善するというPDCAサイクルに基づいた業務を提供することが患者や社会の満足の得られる質の高い医療と考えている。具体的な卒後教育の内容としては,多様な障害像に対応できる能力を育成するためのローテーションシステム専門職としての考え方・プロセス(E-PDCA)を習得するための症例報告などの実施,根拠に基づ...
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Published in | 理学療法の科学と研究 Vol. 14; no. 1; pp. 14_7 - 14_12 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 千葉県理学療法士会
24.03.2023
千葉県理学療法士会 |
Subjects | |
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ISSN | 1884-9032 2758-3864 |
DOI | 10.57476/srpt.14.1_14_7 |
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Summary: | 日本理学療法士協会の生涯学習制度が改訂され理学療法士の質の維持・向上,多様な障害像に対応できる能力の育成が提示された。『質』をどのように考えるかにより教育計画が異なる。当院では個々のセラピストが実施する業務(診療含む)のバラツキを抑えながら計画を実施し,結果を定期的に確認してニーズとの差を継続的に改善するというPDCAサイクルに基づいた業務を提供することが患者や社会の満足の得られる質の高い医療と考えている。具体的な卒後教育の内容としては,多様な障害像に対応できる能力を育成するためのローテーションシステム専門職としての考え方・プロセス(E-PDCA)を習得するための症例報告などの実施,根拠に基づいた実践(EBP)の学習などがある。そして患者や社会に信頼を得るにふさわしい態度/価値観/判断を伴った行動をとるためには知識やテクニックの上達だけではなくプロフェッショナリズムの理解を図っていくことになる。 |
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ISSN: | 1884-9032 2758-3864 |
DOI: | 10.57476/srpt.14.1_14_7 |