多様化するニーズに応えうる理学療法士の育成制度:生涯学習制度について

2022年度より,新たな生涯学習制度が開始となった。登録理学療法士制度が開始となり,新卒会員は5年間をかけてジェネラリストとして登録理学療法士の取得を目指すことになる。登録理学療法士は5年更新制となり,今後理学療法士はジェネラリストとしての資質を兼ね備えた上で専門性を発揮することが求められることになる。新たな試みとして,後期研修の症例検討会や登録理学療法士の更新ポイントが取得できる更新研修会は,士会の承認があれば今後は自施設での開催も可能である。これにより,登録理学療法士自身が計画的に更新ポイントを取得することや,施設代表者は自施設に適した教育制度の確立が可能となり,生涯学習を行う上で前制度よ...

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Published in理学療法の科学と研究 Vol. 14; no. 1; pp. 14_1 - 14_5
Main Authors 小林, 好信, 竹内, 弥彦, 藤井, 顕
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 千葉県理学療法士会 24.03.2023
千葉県理学療法士会
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ISSN1884-9032
2758-3864
DOI10.57476/srpt.14.1_14_1

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Summary:2022年度より,新たな生涯学習制度が開始となった。登録理学療法士制度が開始となり,新卒会員は5年間をかけてジェネラリストとして登録理学療法士の取得を目指すことになる。登録理学療法士は5年更新制となり,今後理学療法士はジェネラリストとしての資質を兼ね備えた上で専門性を発揮することが求められることになる。新たな試みとして,後期研修の症例検討会や登録理学療法士の更新ポイントが取得できる更新研修会は,士会の承認があれば今後は自施設での開催も可能である。これにより,登録理学療法士自身が計画的に更新ポイントを取得することや,施設代表者は自施設に適した教育制度の確立が可能となり,生涯学習を行う上で前制度より自由度の高い制度となっている。今後,どのようなキャリアパスを選択していくか,理学療法士1人1人にその判断が委ねられている。そのために,まずは現制度について理解を深めていただきたい。
ISSN:1884-9032
2758-3864
DOI:10.57476/srpt.14.1_14_1