介護サービス施設・事業所におけるストーマケアの施設間、職種間相違の検討~介護に従事する看護職、介護職へのストーマケアに関する質問紙調査の解析
【目的】ストーマケアに関して、施設間および職種間の相違を明らかにする。【方法】富山県内の介護サービス施設・事業所に従事する看護職、介護職を対象に、ストーマケアへの関心・意欲、その理解度・実施状況を、質問紙調査票で調査した。【結果】看護職105名と介護職209名から回答が得られた(回答率:35.8%)。ストーマケアへの関心・意欲、その理解度・実施状況のすべてにおいて、看護職、介護職ともに施設間で有意差を認める項目が見られた。また、看護職に比して介護職のストーマケアの理解度は低かった。【考察・結論】介護サービス施設や事業所に従事する看護職と介護職のストーマケアへの関心・意欲、その理解度・実施状況が...
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Published in | 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌 Vol. 35; no. 3; pp. 73 - 84 |
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Main Authors | , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会
2019
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Subjects | |
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ISSN | 1882-0115 2434-3056 |
DOI | 10.32158/jsscr.35.3_73 |
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Summary: | 【目的】ストーマケアに関して、施設間および職種間の相違を明らかにする。【方法】富山県内の介護サービス施設・事業所に従事する看護職、介護職を対象に、ストーマケアへの関心・意欲、その理解度・実施状況を、質問紙調査票で調査した。【結果】看護職105名と介護職209名から回答が得られた(回答率:35.8%)。ストーマケアへの関心・意欲、その理解度・実施状況のすべてにおいて、看護職、介護職ともに施設間で有意差を認める項目が見られた。また、看護職に比して介護職のストーマケアの理解度は低かった。【考察・結論】介護サービス施設や事業所に従事する看護職と介護職のストーマケアへの関心・意欲、その理解度・実施状況が、施設・事業所や職種によって異なることが明らかとなった。看護職、介護職の各々の役割に応じたストーマケアの知識や技術を学習する機会の提供および各施設におけるストーマトラブル発生時の相談窓口の確保・共有が必要と考える。 |
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ISSN: | 1882-0115 2434-3056 |
DOI: | 10.32158/jsscr.35.3_73 |