胆管空腸吻合部出血にアルゴンプラズマ焼灼術が有効であった1例
「症例」「患者」: 64歳, 男性. 「既往歴」: 狭心症, 高血圧, 脂質異常症. 「現病歴」: X年Y月に黄疸にて来院され, 精査にて膵頭部癌(cT3N1M0stageIII)の診断となりY+1カ月に亜全胃温存膵頭十二指腸切除術(SSPPD-II-A)が施行された. Y+3カ月より術後S-1療法を開始したが, Y+7カ月の腹部造影CT検査で局所再発と肝転移ならびに門脈の狭窄を認めた. Y+8カ月より2nd lineとしてゲムシタビン+ナブパクリタキセル療法が開始された. Y+11カ月に, ふらつき・下血を認めHb4.5g/dlと低下があり緊急入院となった. 「入院時現症」: 休温37.3℃...
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Published in | Progress of Digestive Endoscopy Vol. 92; no. 1; pp. 150 - 151 |
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Main Authors | , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
15.06.2018
日本消化器内視鏡学会関東支部会 |
Subjects | |
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ISSN | 1348-9844 2187-4999 |
DOI | 10.11641/pde.92.1_150 |
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Summary: | 「症例」「患者」: 64歳, 男性. 「既往歴」: 狭心症, 高血圧, 脂質異常症. 「現病歴」: X年Y月に黄疸にて来院され, 精査にて膵頭部癌(cT3N1M0stageIII)の診断となりY+1カ月に亜全胃温存膵頭十二指腸切除術(SSPPD-II-A)が施行された. Y+3カ月より術後S-1療法を開始したが, Y+7カ月の腹部造影CT検査で局所再発と肝転移ならびに門脈の狭窄を認めた. Y+8カ月より2nd lineとしてゲムシタビン+ナブパクリタキセル療法が開始された. Y+11カ月に, ふらつき・下血を認めHb4.5g/dlと低下があり緊急入院となった. 「入院時現症」: 休温37.3℃, 血圧112/60mmHg, 脈拍89/分・整, 眼瞼結膜蒼白あり, 腹部平坦・軟, 圧痛なし, 黒色便を認める. 「入院時検査所見」: Hb4.5g/dLと貧血を認め, BUN 24.0mg/dL, Cre 0.64mg/dLと解離を認めた. |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.92.1_150 |