BRTO, EVL併用治療が奏功した十二指腸静脈瘤出血の1例

BRTOとEVLの併用治療が奏功した十二指腸静脈瘤の症例を経験したので報告する。症例は66歳男性。肝硬変(HCV+),肝細胞癌で治療中だった。吐下血を認めたため救急車にて受診し入院。上部内視鏡検査で十二指腸下行脚に静脈瘤を認め緊急にBRTOを施行した。さらに後日EVLの追加治療を行った。その後の腹部CT検査で静脈瘤の閉塞を確認。内視鏡検査でも静脈瘤はほぼ消退していた。現在まで約8カ月,再発を認めていない。...

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Bibliographic Details
Published inProgress of Digestive Endoscopy Vol. 68; no. 2; pp. 116 - 117
Main Authors 菱木, 智, 柴山, 隆男, 堀口, 潤
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部 2006
日本消化器内視鏡学会関東支部会
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ISSN1348-9844
2187-4999
DOI10.11641/pde.68.2_116

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Summary:BRTOとEVLの併用治療が奏功した十二指腸静脈瘤の症例を経験したので報告する。症例は66歳男性。肝硬変(HCV+),肝細胞癌で治療中だった。吐下血を認めたため救急車にて受診し入院。上部内視鏡検査で十二指腸下行脚に静脈瘤を認め緊急にBRTOを施行した。さらに後日EVLの追加治療を行った。その後の腹部CT検査で静脈瘤の閉塞を確認。内視鏡検査でも静脈瘤はほぼ消退していた。現在まで約8カ月,再発を認めていない。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.68.2_116