石灰化が著明なsolid pseudopapillary neoplasmの1例
「症例」 患者 : 15歳, 男性. 主訴 : 腰背部痛. 既往歴 : 気管支喘息(最終発作2011年). 家族歴・生活歴 : 特記事項なし. 現病歴 : 腰背部痛を主訴に近医を受診した. 腹部X線で左上腹部に石灰化病変を指摘され, 他院に紹介となり腹部単純CTを施行したところ, 膵尾部に石灰化を伴う60mm大の腫瘤が認められ, 当院紹介受診となった. 経過 : 当院で施行した腹部CT, 腹部MRIからsolid pseudopapillary neoplasm(SPN)が疑われ, 精査目的に入院となった. 入院時身体所見 : 身長177.4cm, 体重71.8kg, 明らかな異常所見を認めな...
Saved in:
Published in | Progress of Digestive Endoscopy Vol. 86; no. 1; pp. 224 - 225 |
---|---|
Main Authors | , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
13.06.2015
日本消化器内視鏡学会関東支部会 |
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1348-9844 2187-4999 |
DOI | 10.11641/pde.86.1_224 |
Cover
Summary: | 「症例」 患者 : 15歳, 男性. 主訴 : 腰背部痛. 既往歴 : 気管支喘息(最終発作2011年). 家族歴・生活歴 : 特記事項なし. 現病歴 : 腰背部痛を主訴に近医を受診した. 腹部X線で左上腹部に石灰化病変を指摘され, 他院に紹介となり腹部単純CTを施行したところ, 膵尾部に石灰化を伴う60mm大の腫瘤が認められ, 当院紹介受診となった. 経過 : 当院で施行した腹部CT, 腹部MRIからsolid pseudopapillary neoplasm(SPN)が疑われ, 精査目的に入院となった. 入院時身体所見 : 身長177.4cm, 体重71.8kg, 明らかな異常所見を認めない. 入院時血液検査所見 : 血算で軽度の血小板減少(Plt 13.4×104/μl)を認めた. 生化学検査では異常所見はみられず, CEA, CA19-9, ProGRP, NSEはすべて正常値であった. 腹部単純X線検査 : 左上腹部に体位変換にて移動する60mm大の石灰化病変が認められた. |
---|---|
ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.86.1_224 |