顎変形症治療コンセンサスミーティングにおけるアンケート調査

「緒言」顎変形症に対する顎矯正手術は多くの施設で行われるようになってきたが, その治療の実態を把握するために特定非営利活動法人日本顎変形症学会として2007年にアンケート調査が行われた. その調査結果は本邦の顎変形症の診断と治療の実態を明らかにしたものの, これまで継続した調査は行われてこなかった. さらに, 近年のシミュレーションソフトウェアの向上や, 新たな術式の導入, 医療機器の開発などにより医療環境は変化してきており, 新たな調査が求められていた. そのため, 顎矯正手術を執刀できる術者を対象とし, これまでコンセンサスの得られていなかった調査項目を主に設定したうえで, 顎変形症治療コ...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本顎変形症学会雑誌 Vol. 29; no. 1; pp. 11 - 22
Main Authors 小林, 正治, 岩井, 俊憲, 友松, 伸允, 成田, 真人, 竹信, 俊彦, 佐藤, 貴子, 管野, 貴浩, 吉岡, 德枝, 大井, 一浩, 山内, 健介, 古賀, 陽子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本顎変形症学会 2019
日本顎変形症学会
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0916-7048
1884-5045
DOI10.5927/jjjd.29.11

Cover

More Information
Summary:「緒言」顎変形症に対する顎矯正手術は多くの施設で行われるようになってきたが, その治療の実態を把握するために特定非営利活動法人日本顎変形症学会として2007年にアンケート調査が行われた. その調査結果は本邦の顎変形症の診断と治療の実態を明らかにしたものの, これまで継続した調査は行われてこなかった. さらに, 近年のシミュレーションソフトウェアの向上や, 新たな術式の導入, 医療機器の開発などにより医療環境は変化してきており, 新たな調査が求められていた. そのため, 顎矯正手術を執刀できる術者を対象とし, これまでコンセンサスの得られていなかった調査項目を主に設定したうえで, 顎変形症治療コンセンサスミーティングを開催し, 各項目に関して議論した. 2018年6月16日に開催した顎変形症治療コンセンサスミーティングの事前に行ったアンケート調査について, その概要を報告する.
ISSN:0916-7048
1884-5045
DOI:10.5927/jjjd.29.11