直腸神経内分泌腫瘍2病変に対し内視鏡的切除術を施行した1例

• Published in: Progress of Digestive Endoscopy Vol. 93; no. 1; pp. 143 - 145
• Main Authors: 松原, 修, 河西, 顕太郎, 寺田, 昌弘, 西山, 竜, 菊地, 秀彦, 里道, 哲彦, 北川, 博之, 北原, 言, 野登, 誠, 山﨑, 好喜
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部 14.12.2018; 日本消化器内視鏡学会関東支部会
• Subjects: Endoscopic submucosal resection with ligation device（ESMR-L）; 神経内分泌腫瘍
• ISSN: 1348-9844; 2187-4999
• DOI: 10.11641/pde.93.1_143

症例: 59歳, 男性. 主訴: 便潜血反応検査陽性. 既往歴: 糖尿病, 急性心筋梗塞, 右鼠経ヘルニア手術. 家族歴: 特記事項なし. 喫煙: 10本/日, 37年間. 飲酒: なし. 現病歴: 当院内分泌科で糖尿病を内服加療されていた. スクリーニングで行った便潜血反応検査で2回陽性となったため精査目的で当科紹介となった. 入院時現症: 身長160.5cm, 体重65.0kg, 体温36.6℃, 血圧138/68mmHg, 脈拍84回/分整. 眼瞼結膜に貧血なし. 腹部平坦・軟, 圧痛なし. 血液検査所見: 特記すべき異常を認めなかった. 腹部造影CT検査: 特記すべき所見なし. 下部消化管内視鏡検査: 下部直腸に黄色調の立ち上がり急峻で丈のある10mm大の表面平滑な隆起性病変を認めた.